化粧品OEM比較

化粧品OEMへの依頼文の見本と見積もりの確認表

初めての問い合わせは、品目・数・時期・容器・製造販売元の5つを1通に書くと、各社の返事を同じ条件で比べられます。候補の3社に同じ文面で送り、届いた見積もりは下の確認表の順に見ていきます。【 】の中を書きかえるだけで使えます。

初めて問い合わせるときの依頼文

会社選びの段階で送る文面です。分からない項目は「未定」と書けば足ります。

見本1:初めての問い合わせ
件名:化粧品OEMのご相談(【品目】・初回【作りたい数】個)

【会社名】ご担当者様

はじめてご連絡いたします。【会社名または屋号】の【氏名】と申します。
自社ブランドの化粧品をOEMでお願いできる会社を探しており、御社の公式サイトを拝見してご連絡しました。
次の条件でお受けいただけるか、ご検討をお願いいたします。

■ 作りたいもの
・品目:【化粧水・美容液・クリーム・シャンプーなど】
・内容量:【1本あたりの量(mL・g)】
・区分:【化粧品/医薬部外品(薬用)】
・処方:【御社の既存の処方をもとにしたい/一から作りたい】
・入れたい成分・避けたい成分:【成分名、香りの有無など】
・参考にしている市販品:【商品名。なければ「なし」】

■ 数と時期
・初回に作りたい数:【数】個(【もう1通りの数】個の場合も知りたいです)
・2回目以降の見込み:【何か月ごとに何個くらいか】
・発売したい時期:【年・月】

■ 容器・箱・表示
・容器:【御社に既製の容器から選んでいただきたい/こちらで用意する/未定】
・化粧箱:【要/不要】
・ラベル・箱のデザイン:【こちらで用意する/御社にお願いしたい】

■ 売り方
・販売先:【自社の通販・サロン・クリニック・卸など】
・製造販売元:【御社にお願いしたい/自社で製造販売業許可を持っている】
・依頼する者:【法人/個人事業主】

■ 教えていただきたいこと
1. この条件でお受けいただけるか。お受けいただける場合の最低ロット
2. 試作(サンプル)は何回まで無償か。有償の場合の費用
3. 1個あたりの単価の目安と、単価に入らない費用(処方開発・試験・版代・デザイン・送料など)
4. ご相談から納品までの期間の目安
5. 次に必要な資料と、打ち合わせの方法

【会社名または屋号】【氏名】
【電話番号】【メールアドレス】

見積もりを頼むときの依頼文

打ち合わせや試作のあと、仕様が決まってから送る文面です。費用を4つに分けて書いてもらうと、会社どうしを同じ物差しで比べられます。

見本2:見積もりの依頼
件名:お見積もりのお願い(【品目】【内容量】)

【会社名】【担当者名】様

先日はご相談に応じていただき、ありがとうございました。
次の仕様で、お見積もりをお願いいたします。

■ 仕様
・品目・内容量:【品目・量】
・処方:【試作の番号/御社の既存処方の名前】
・容器:【容器の品番・色】 キャップ・ポンプ:【品番・色】
・化粧箱:【有・無】 ラベル・印刷:【色数・どの面に印刷するか】
・数:【数】個と【もう1通りの数】個の2通り

■ 分けて書いていただきたいもの
1. 一度だけかかる費用(処方開発・試作・試験・版代・デザインなど)
2. 作るたびにかかる費用(製造・充填・検査など)
3. 1個ごとの費用(中身・容器・箱・ラベル)
4. 見積もりに入っていない費用(送料・保管料・届出の代行など)
5. お支払いの時期と方法、見積もりの有効期限
6. 発注から納品までの期間と、2回目以降の最低ロット

■ あわせて確かめたいこと
・製造販売元はどちらになるか(容器・箱に表示する製造販売業者の名前)
・処方の扱い(ほかの製造先へ移すことはできるか、その費用)
・品質の問題や回収が起きたときの対応と、費用の分担
・契約書と品質の取り決めの案を、見積もりと一緒にいただけるか

【会社名または屋号】【氏名】【連絡先】

届いた見積書・回答の確認表

上から順に見て、空いている欄や「別途」「一式」の書き方があれば、そのまま聞き返します。

項目見るところこう書いてあったら
最低ロット中身・容器・化粧箱・ラベルで、それぞれ別の最低数になっていないか容器や箱の数だけ大きいときは、余る分の費用と置き場所をだれが持つかを聞く。既製の容器に変えたときの数も聞く
1個あたりの単価中身・充填・容器・箱・ラベルが分けて書かれているか「一式」だけなら内訳を分けて出し直してもらう。2通りの数での単価も並べてもらう
一度だけかかる費用処方開発・試作・版代・デザイン・型代の行行がないときは「無償」なのか「別途」なのかを文字で書いてもらう。「別途」なら金額を聞く
試作無償の回数・有償になる条件・1回の期間「〇回まで無償」なら、超えたときの1回の費用を聞く。記載がなければ回数を聞く
試験安定性試験・容器との相性の確認を、だれがどこまで行い、費用がどこに入るか「お客様負担」なら金額と期間を聞く。「行わない」なら、使用期限や品質をどう確かめるのかを聞く
製造販売元表示に載る製造販売業者がOEM先か、自分の会社かOEM先なら届出もOEM先が出すかを確かめる。自分の会社の名前になっているのに製造販売業許可を持っていないなら、進める前に必ず聞き直す
表示の原稿全成分表示や容器・箱に書く事項の案を、だれが作ってだれが確かめるか「お客様の責任」とあれば、原稿の確認だけでも頼めるか、費用はいくらかを聞く
広告の表現商品ページや広告の言い回しの確認が、頼める範囲に入っているか範囲外なら、効能の書き方の決まりを自分で確かめる(関連記事を参照)
納期発注から納品までの日数に、容器・箱の入荷待ちが入っているか「資材の入荷後〇日」なら、入荷までの日数も聞いて合計で予定を立てる
支払い前払いの割合と時期全額前払いなら、試作・初回だけでも分けて払えるかを聞く
見積もりの期限・値上げ見積もりの有効期限と、原料や資材が値上がりしたときの扱い期限が短いときは、期限内に決められないなら延ばせるかを聞く。値上げの条件は何日前に知らせてもらえるかを聞く
2回目以降再発注のときの最低ロット・単価・納期初回と違うなら、両方を見積もりに書いてもらう
余った資材使い切れなかった容器・箱・ラベルの扱い(買い取り・保管料・処分)「お客様買い取り」なら、量と金額の見込みを出してもらう
処方の扱いほかの製造先へ移せるか、処方の開示や譲り受けの費用「処方は当社に帰属」とあれば、移すときの条件を契約の前に決めておく
品質の問題・回収不良品や回収のときの対応・費用の分担・保険記載がなければ、契約書と品質の取り決めの案をもらって確かめる
送料・保管納品先・送料・分けて納品できるか・倉庫の保管料「別途」なら金額と、分けて納品するときの費用を聞く
届出・書類の代行製造販売の届出・輸出の書類などを代わりに行う範囲と費用必要な書類と費用を一覧で出してもらう

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