化粧品OEM比較

フェイスマスクOEMの小ロットと既製品の袋替えの違い

フェイスマスクを少ない数で売り出す方法は、2つに分かれます。1つは、OEM会社がすでに持っている品の袋や箱だけを、自社のデザインにする方法です。もう1つは、シート・液・袋を選んで新しく作る方法です。頼める数も、決められることも違います。

既製品の袋替えと新しく作るのは何が違う?

既製品の袋替えは、中身を会社の既製品から選び、袋のデザインだけを自社のものにします。新しく作る方法では、シートの素材・形、液、袋を自分で選びます。少ない数で早く出したいなら袋替え、中身で他と差をつけたいなら新しく作る方法です。

既製品の袋替えと、新しく作る方法

既製品の袋替え

  • 中身は会社の既製品から選ぶ
  • 袋や箱のデザインだけを自社のものにする
  • 公表例では10個から
  • 中身で他の商品と差をつけにくい

新しく作る

  • シートの素材と形、液、袋を選ぶ
  • 公表例では1,000枚から5,000枚から
  • 試作や見積もりの段階が加わる
  • 中身で他の商品と差をつけられる

株式会社ゼロ・インフィニティには、パッケージを変えるだけで自社の品として売れる「イージーオーダーシステム」があります。パッケージだけを自社のものとして作ることもできると書いています。フェイスマスクの中身は、保湿・美白・エイジングの3種から選ぶ形です。

袋替えでも、売り出す品は化粧品です。袋には、製造販売元(品質に責任を持つ会社)の名前や全成分を書きます。袋だけを自社のデザインにするときも、誰が製造販売元になるかをOEM会社に確かめてください。袋の表示で製造販売元と発売元をどう並べるかは、化粧品OEMに必要な許可と製造販売元の決め方の「容器の表示で製造販売元を確かめる」で確かめられます。

既製品の中身を選ぶときは、販売ページで言いたい効き目が、その品で言えるかを先に確かめてください。化粧品で言える効き目の範囲は、化粧品の広告で言える効き目と言い換え方で確かめられます。

各社は何枚から頼める?

公式サイトに載っている最少の数は、既製品の袋替えで10個、新しく作る場合で1,000枚から5,000枚でした。同じ会社でも、シートの素材や包み方で最少の数が変わります。

株式会社ゼロ・インフィニティ、石井産業株式会社 化粧品営業部、株式会社しむら、株式会社SUNAO製薬の公式サイトを、2026年10月27日に読みました。フェイスマスクの条件を、袋替えと新しく作る場合に分けると、次のとおりです。

会社 頼み方 公式サイトの条件
ゼロ・インフィニティ 既製品の袋替え 10個から
ゼロ・インフィニティ 新しく作る 不織布マスクは1,000枚から、バイオセルロースマスクは4,000枚から
石井産業 新しく作る オリジナルマスクは3,000枚から
石井産業 新しく作る ドライタイプ(コイン・抜き品・折り品)は1,000枚から
石井産業 新しく作る 個包装・印刷フェイスマスクは3,000枚から
しむら 新しく作る 小ロット対応。枚数は公式サイトに記載なし
SUNAO製薬 新しく作る シートマスクは5,000枚から

読んだページで既製品の袋替えを載せていたのは、4社のうちゼロ・インフィニティだけでした。ほかの3社で袋替えができるかは、読んだページに記載がありません。問い合わせで聞いてください。

素材の名前は、聞き慣れないものが並びます。不織布は、繊維を織らずに絡めて作った布です。バイオセルロースは、微生物が作る繊維でできたシートです。石井産業のドライタイプは、液を含まない乾いたシートで、コインの形や、型で抜いたもの、折ったものがあります。

少ない数で頼むときの判断

  • 100枚に満たない数で試したい:既製品の袋替えを探す。中身は選べる範囲に限られる
  • 1,000枚ほどで試したい:不織布か、液を含まないドライタイプで聞く
  • 1枚ずつ袋に入れて印刷したい:石井産業の公表では個包装・印刷フェイスマスクは3,000枚からなので、3,000枚を目安に予算を組む
  • バイオセルロースを使いたい:ゼロ・インフィニティの公表ではバイオセルロースマスクは4,000枚から。数が多くなる前提で考える

シート・液・袋はどの単位で数える?

公式サイトでは、シートは「枚」、袋替えは「個」、液は1袋に詰める「mL」で書かれていました。液を何kgから作るか、袋を何袋から刷るかは、4社とも読んだページに記載がありませんでした。

石井産業は、複数枚入りの袋も作れると書いています。1袋に入れる数は2〜50枚程度です。詰める液の量は、5枚・7枚・10枚入りで80mL〜200mL、30枚以上の大容量で300mL〜450mLです。

複数枚入りにすると、「3,000枚から」が袋の数か、シートの数かで、作る量が大きく変わります。1袋に何枚入れるかを決めたら、袋の数に置き換えて確かめてください。

計算の例:仮に1袋5枚入りで、3,000枚からの条件に合わせる仮の数字
1袋に入れる数(仮に)
5枚
最少の条件が「シート3,000枚」なら
3,000枚 ÷ 5枚 = 600袋
最少の条件が「3,000袋」なら
3,000袋 × 5枚 = 15,000枚
作る量の差シートの数で5倍の差(3,000枚と15,000枚)

※ 5枚入りは仮の数字です。何を数えた「枚」かは、問い合わせで聞きます

1袋1枚の個包装なら、枚と袋は同じ数になります。複数枚入りを考えているなら、最初の問い合わせで「最少の数はシートの枚数ですか、袋の数ですか」と聞いてください。

費用と納期は公表されている?

読んだページでフェイスマスクの費用を載せていたのは、4社のうちSUNAO製薬だけでした。シートマスクは5,000枚から・40万円からで、容器の費用はすべて別と書いています。

40万円を5,000枚で割ると、1枚あたり80円からです。ここに容器代が足されます。袋が容器代に入るかも聞いてください。ほかの3社の読んだページには、金額の記載がありません。しむらは、数量と用途が決まってから見積もると書いています。

納期(頼んでから届くまで)は、2社が載せていました。ゼロ・インフィニティは商品になるまで最短で約2か月半から、SUNAO製薬はシートマスクで1か月からです。どこから数えた期間かは会社で違うので、問い合わせで確かめてください。問い合わせから納品までの段階は、化粧品OEMの流れと納品までの期間で確かめられます。

新しく作るとき、何を自分で決められる?

新しく作るなら、シートの生地と形、液、袋のデザインを決めます。工程の一部だけを頼むことや、原料やデザインを自分で用意することもできる会社があります。

  • 生地:しむらは、国産コットン100%、旭化成の「ベンリーゼ」、リヨセルなどを用意していると書いています
  • 形:石井産業は、希望があれば、専用のマスクの型も作ると書いています
  • 原料:しむらは、原料の支給にも対応するとしています
  • デザイン:しむらは、デザインを自分で用意して渡すこともできるとしています
  • 工程:石井産業は、折る加工だけ、袋に入れるまで、液を詰めるだけ、のように工程を選んで頼めると書いています

しむらは、小ロットの依頼にも対応すると書いています。ただし、何枚からかは公式サイトに記載がありません。袋のデザインを自分で用意するときの決まりや、袋に書くことは、化粧品OEMの容器・箱・ラベルの選び方で確かめられます。

化粧品OEMの会社一覧の掲載会社では、ゼロ・インフィニティの詳しい情報を見られます。ほかの会社にも、フェイスマスクを作れるかを同じ文面で聞いてください。

次にやること

  1. 1売り方を決める売り出す数と、袋替えか新しく作るかを決める。複数枚入りなら1袋の枚数も決める
  2. 2候補を選ぶ化粧品OEMの会社一覧と、表の4社から、条件に合う会社を2〜3社選ぶ
  3. 3同じ文面で聞く「フェイスマスクを作りたいです。既製品の袋替えはできますか。新しく作る場合、最少の数はシートの枚数ですか、袋の数ですか。袋代が入った金額も教えてください」と送る

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出典