化粧品OEM比較

エステサロンのオリジナル化粧品は業務用と店販用で何個から

エステサロンのオリジナル化粧品には、使い道が2つあります。施術で使う「業務用」と、お客さんが家で使うために買う「店販用」です。

業務用は、大きな容器に入れて、店の中だけで使います。店販用は、小さな容器に入れて箱やラベルを付け、お客さんに売ります。同じ中身でも、作れる最低の数は、業務用と店販用で違います。

業務用と店販用は、何個から作れる?

業務用のほうが、少ない数から作れます。業務用と店販用を分けて公式サイトに書く会社を並べると、次のとおりです。並び順に意味はありません。

会社 業務用 店販用
ウィル・グラン化粧品 100個から 500個から
セスコーポレーション 100個から 300個から
フタバ化学 1kg入りで100個 200g入りで500個

セスコーポレーションは、業務用の100個からは、サロンの施術向けに作る形だと書いています。ウィル・グラン化粧品は、よくある質問で店販用の化粧品は500個から、業務用品は100個からとしています。一方で、同じ会社のOEMの案内には、個人のエステサロンやクリニック向けは300本からとあります。2つの数のどちらが自分の店に当てはまるかは、問い合わせで確かめてください。

フタバ化学の数は、化粧水・乳液・化粧落としなどの場合です。同じ会社は、できた量で数が決まるので、数は目安としています。また、販売用と業務用に何個ずつ分けるかは、別に相談と書いています。

kgで書く会社は、何本になる?

kgは、工場で中身を一度に仕込む量です。容器1本の量で割ると、何本になるかが分かります。

サレア化研は、エステサロン専用品を製品の形に合わせて、3〜5kgから作ると書いています。サロンのコンセプトや施術の内容に合わせて開発する専用の化粧品です。ふつうの小ロットは、100個からとしています。

例:仮に中身を500gの業務用ボトルに詰める場合仮の数字
サレア化研のエステサロン専用品
製品の形に合わせて、3〜5kgから
仮の業務用ボトル
1本500g
詰められる本数3kgなら6本、5kgなら10本

※ 500gは仮の量です。詰めるときに減る分は入れていません。

少ない量を施術に使い、肌の合い方やお客さんの声を見てから、店販用に進めます。

フタバ化学の表も、同じ考え方です。化粧水・乳液・化粧落としなどは100kgから。1kgの業務用なら100個、200gの販売用なら500個です。同じ量の中身を、大きな容器に分けるか、小さな容器に分けるかで、個数が変わります。

サロン向けを、公式に書く会社は?

化粧品OEMの会社一覧で、サロンやエステ向けの品、業務用の品や数を公式サイトに書く会社は6社でした。並び順に意味はありません。

アンズコーポレーションは、基本は3,000個からをすすめている会社です。ただし、業務用・大容量・高付加価値品などは、それより少ない数も受けるとしています。業務用なら、ふだんの最低数より少なくできるかを聞いてみてください。

反対に、ウィル・グラン化粧品はとても少ない数(極小ロット)は断っていると書いています。数十個だけ作りたいときは、最初の問い合わせで数をはっきり伝えます。

期間と費用は、どれくらい?

新しい品なら、数か月を見込みます。ウィル・グラン化粧品は、新しく商品にするときは3か月ほどとしています。同じ品をくり返し頼むときも2か月ほどです。フタバ化学は、仕様が決まってから約90日としています。

費用は、単価を公表する会社が少ないです。セスコーポレーションは、小ロットの1個の単価を1,500〜3,000円と載せています。これは中身・容器・箱まで含んだ完成品としての単価の目安です。

試作は、無料のことが多いですが条件があります。ウィル・グラン化粧品は、試作は基本は無料で、量の指定や特別な原料の指定は一部有料としています。100個前後で頼むときの総額の出し方は、化粧品OEMを小ロット100個で頼む費用と条件で確かめられます。

業務用を店で詰め替えて売ってもいい?

いけません。業務用の大きな容器から小瓶に分けて、売る・渡すことは、法律では「製造」に当たります。製造業の許可のない店ではできません。無料で渡す試供品でも同じです。

お客さんに渡す品は、はじめから店販用として、OEM先で容器に詰めてもらいます。業務用と店販用を両方作るのは、このためです。くわしくは、化粧品の小分け・詰め替えに許可は必要?で確かめられます。

自分の店の名前で売る化粧品にも、製造販売元(市場に出す責任を持つ会社)が要ります。OEM先に任せれば、店で許可を取らずに売れます。決め方は、化粧品OEMに必要な許可と製造販売元の決め方にあります。

広告やPOPで、何を言える?

化粧品で言える効き目は、国の通知で56項目に決まっています。オリジナル品でも、この範囲の外の効き目はPOPに書けません。

人がすすめる書き方にも決まりがあります。広告の基準では、医師などの医薬関係者、理容師、美容師、病院、診療所などがすすめている、という広告はしないとしています。一方で、美容師などが店頭で化粧品の使い方を実演することは、この決まりで禁止されていません。言い換え方は、化粧品の広告で言える効き目と言い換え方で確かめられます。

自分の店なら、どちらから始める?

月に売れる数で決めます。最低数を、月に売れる数で割ると、売り切るまでの月数が出ます。

例:仮にサロンで店販用を月30本売る場合仮の数字
ウィル・グラン化粧品のOEMの案内
個人のエステサロンやクリニック向けは300本から
同じ会社のよくある質問の店販用
500個から
仮の売れる数
月30本
売り切るまで300本なら10か月、500個なら約16.7か月

※ 月30本は仮の数です。売り切るまで品質が保てるかを、OEM先に聞いてください。

売り切るまでが長すぎるなら、店販用はまだ早いかもしれません。先に業務用で施術に使い、お客さんから「家でも使いたい」と言われる数を数えます。

業務用から始めるか、店販用から始めるか

業務用から始める

  • 施術で使い心地を確かめたい
  • 店販で月に売れる数が、まだ分からない
  • いちばん少ない数か、数kgで始めたい

店販用から始める

  • 施術で使う既製品を、すでに決めている
  • お客さんから家用に欲しいと言われている
  • 月に数十本を売る見込みがある

ボディの施術でスクラブやバスソルトを使うなら、バスソルトOEMとスクラブの小ロット・薬用との分かれ目も見てください。

次にやること

  1. 12つの数を書く施術で月に使う量と、店販で月に売れそうな本数を、それぞれ書き出す
  2. 2候補を3社選ぶ化粧品OEMの会社一覧から、業務用と店販用の数を分けて書く会社や、サロン向けを書く会社を選ぶ
  3. 3同じ文面で聞く「業務用(1本◯g)と店販用(1本◯g)を作りたい。それぞれ最低何個からか、kgなら何本になるか、期間と試作の費用を教えてください」と送る

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出典