OEMは、自分のブランドの商品を他社に作ってもらうことです。肌に付ける香水を作るのか、空間に使う香りを作るのかを最初に伝えます。香りを作る「調香」と、製造・瓶詰め・箱詰めを分けて見積もると、費用の違いが分かります。
最低数と料金の範囲を一緒に比べる
| 会社 | 公式の数量条件 | 公式の費用目安 |
|---|---|---|
| LUZ | 香水1種類につき300本から | 300本で、完成品1本2,500円前後(仕様で変わる) |
| フレグランスプロジェクト | 香水1種につき300本から | 300本で、1本約2,500円から(最終の仕様で変わる) |
| プロモツール | 100本から(相談が要る) | 香りづくり(調香)だけで35万円から。製造費・瓶・箱・ラベルの費用は別 |
プロモツールは自社発表の条件です。調香だけの料金なので、完成品の単価とそのまま比べないでください。税の扱い、瓶の容量、ラベルや箱の仕様もそろえます。
LUZは300本より少なくても作れるが、費用は300本とほぼ同じと説明しています。少なく頼めば必ず総額が下がるわけではありません。予算に合わなければ、本数だけでなく瓶や箱の仕様も相談します。費用と見積書の読み方を使って別料金を確かめられます。
公表単価で計算すると、どのくらい?
LUZの価格を使った例では、2,500円×300本=75万円です。仕様で変わる概算で、税の扱いも正式見積もりで確認します。追加の装飾まで含む総予算とは限りません。
仮に300本を注文し、月30本を販売するなら、300÷30=10か月分です。売り切る見込みが立たないうちは、香りの種類を増やさない判断ができます。香りごとの最低数があるためです。
香りの試作と製造の時間を分ける
| 会社 | 試作の案内 | 納品までの案内 |
|---|---|---|
| LUZ | 1回の香りの試作に4週間ほど | 仕様が全部決まって発注してから、2〜2.5か月 |
| フレグランスプロジェクト | 無料で、回数の制限なし | 最終の仕様が決まってから、約1〜1.5か月 |
| プロモツール | 聞き取り後に試作 | 最短で3か月から |
LUZの試作費は無料で、直す回数も問わない(希少な天然精油を入れるときを除く)です。何度修正するかで発売までの日程は変わります。製造期間だけを見て発売日を約束しないでください。
試作には、参考にしたい香り、使う場面、避けたい香りを伝えます。紙で嗅ぐだけでなく、製造会社が案内する使い方で、時間がたった後の香りも比べます。気に入った香りが決まったら、瓶・箱・表示を含む確定日を置きます。
小ロットなら、既製の瓶を使えるか聞く
LUZは、自社で用意するボトル・ポンプ・キャップを組み合わせられると案内しています。ラベルや箱で見た目を変える方法と、瓶の形から作る方法は分けて見積もります。
先に瓶を買わず、ポンプから噴霧できるか、香りの中身に耐えられるかを確かめてください。箱も瓶に合う寸法で見積もります。容器・箱・ラベルで手配と表示の確認を進められます。
香りの配合を使う権利は書面で決める
製造費を払うことと、配合を自由に持ち出せることは同じではありません。契約前に、配合を誰が持ち、別の工場で作り直せるかを聞きます。
- 同じ配合をほかのブランドにも使うのか。
- 工場を変える際に、配合や製造資料を渡してもらえるか。
- 香料が手に入らなくなったら、変更の承認を誰がするか。
希望する条件が契約に書かれなければ、独占できる前提で発注しないでください。OEM契約書で確認する項目をそろえられます。製造販売元と表示確認の担当も、発注前に決めます。
次にやること
- 香りの種類、容量、売れる見込みの本数と発売希望日を決めます。
- 会社一覧や公式プランから候補を選び、完成品総額と試作日程を聞きます。
- 配合の権利、瓶・箱・表示の分担を文書にしてから発注します。